当社は2020年に創業十周年を迎えました。創業当時、"イノベーションマネジメント"という言葉は今ほど浸透していなかったように感じております。この10年で市場環境は大きく変化し、今や多くの企業が「いかに継続的にイノベーションを創発していくか」を経営の重要課題に掲げ、様々な取り組みを行っているかと思います。
旧来、私達はプロジェクトマネジメントのプロフェッショナルとして、新製品開発をミッションとする組織へ、プロジェクト制の導入を目的としたコンサルティングサービスを提供してきました。業務変革、組織体制の見直し、PMシステムの導入等を通じ、新製品開発の効率化や、生産性の改善に寄与することができたのではないかと感じております。プロジェクト制の実現や、運用に関する様々な知見は、今もなも、私達が提供する価値の源泉であり続けています。
プロジェクト制を強化する目的の一つは、製品を市場に投入するまでの期間の短縮や効率化です。いわば、すでにやることの決まったテーマを早く製品化するための活動でもあると言えます。従前の新製品開発においてはこれらの優れた仕組みを構築することが競争優位の獲得にも繋がりましたが、技術のコモディティ化や、ユーザーニーズの多様化が多くの産業で進む今日の市場環境においてはこれだけでは十分ではありません。将来の市場環境の変化に仮説を置き、その課題解決に向けた筋の良い技術シーズを獲得、蓄積することが重要であり、そのためには戦略と開発の現場を有機的に統合する仕組みづくりが必要となります。
幸いなことに、比較的早期にこのような課題に気がつくことができた私達は、継続的にイノベーションを生み出す仕組み作りをお手伝いすることを組織のミッションに掲げ、2010年に当社を創業するに至りました。おかげさまで創業から人員規模も倍となりましたが、事業規模を追求することが経営の目標ではありません。これからも、お客様への価値提供を第一に考え、ユニークな知見、ノウハウを持ったコンサルタントの採用、教育を重要視していきます。
今、社会は大きく変わろうとしています。事業環境の抜本的な変革に直面している産業も多いかと思います。一つでも多くのお客様の変革に立ち会い、その成功に少しでも貢献ができるよう、日々まい進してまいります。
代表取締役
芝尾 芳昭
Who we are
代表取締役社長の芝尾 芳昭より、皆様へのメッセージをご紹介します。
イノベーションマネジメントを形づくってきた価値観をご紹介します。
全てのコンサルティングの現場において、私たちが大切にしている考え方をご説明します。